旅ブランド「Journey Pocket(ジャーニーポケット)」

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【連載】英語が世界共通だと、何故思い込んでいた?二カ国目:ラオス〜女子大生が世界一周を仕事にする話(11)〜

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一番お世話になったベトナム人「ヴィエン」


昨晩残ったベトナムドンを全部あげたのに
ヴィエンは朝ゲストハウスまで約束通り迎えに来て
一緒に朝ごはんを食べに行きました。

わたしとの約束なんてすっぽかしたら
わたしに朝ごはんを奢ってくれなくても良かったのに
あげたお金全額バイクの修理に使えたのに

ちゃんと来てくれました。



最後に三日間何度もおしゃべりした川辺で
いつもみたいにベトナムコーヒーを飲んでいたら

小さな女の子が宝くじを売りに来ました。
東南アジアではよく見る光景。


今まで、それを売るおばちゃんからは買わなかったのに
ヴィエンは2枚買って

「当たったらそのお金で日本に旅行に行くよ。」

と笑っていました。

「見てみたいな、日本って国を」

って言った彼の顔が少しさびしそうで
改めてわたしは日本に生まれたこと
こうやって自由に世界を旅できる有り難みを
しっかり噛み締めました。





バスターミナルまでの送迎バスを待っていたら
バイクの荷物入れから大量の水とお菓子を持って来て、

「ラオスまで長いから買って来たよ。君のだ。」

という。

最後に出会ったベトナム人がヴィエンで良かったよ。
やっっと、最初に騙されまくって嫌いになりかけたこの国を
すこしだけ好きになれた気がしました。




バスターミナルに向かう送迎バスから
バイクで走り去るヴィエンを見送り
ちょっと涙が出そうになりました。

旅をしていると

「一期一会」

っていう言葉の重さを知ります。




そして無事ラオスに向けてバスは出発しました。

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人生初の陸路での国境越えは

とにかく正直なところ

不安で不安で仕方がありませんでした。

 

ぼったくられたらどうしよう

騙されたらどうしよう

バスに置いていかれたらどうしよう

 

だなんて緊張していたら

バスでわたしの後ろに座ったおばちゃんが

なにかと面倒を見てくれました。

 

休憩でバスが停まると話しかけてきてくれて

読めないメニューを代わりに読んで注文してくれたり

 

国境では

結局何のために払うのかわからなかったけれど

(多分イミグレ職員への賄賂)

1$を代わりに払ってくれたり

トイレの心配までしてくれて

 

人生初、陸路での国境越えは

無事にミッションクリアしたのでした。

 

 

おばちゃんありがとう!!!

 

ラオスには19時頃到着したのですが

バス降りたときに上の荷物入れに入れてあった

ヴィエンにもらった水は
4本あったのに袋破られて2本になってたし

バスの荷物入れから出したら
バックパックに縛り付けてあった
サンダル片方なくなったし

やっぱりベトナムは嫌いだ。なんて

ラオスのバスターミナルに到着したのはもう夕方で

バスターミナルの周辺には本当に何もなく

片手に「地球の歩き方」を握りしめて

事前に調べていたゲストハウスまで歩きました。

 

 

サンダル買わなきゃな

と思いながら目についたお店に入ると

 

どれだけゆっくり説明しても

英語が全然通じない。

 

なんならジェスチャーのほうが

意味理解されてるくらい。

 

 

 

あれ…

 

 

あれ…??!?!

 

 

 

 

 

早くも二カ国目にして

「英語さえ話せたらなんとかなるっしょ♪」

という謎の余裕がぶち壊される。

 

も、もしかして英語って
世界共通言語じゃないの…??!?!

 

 

今考えたら当たり前なのに

当時の私にとっては驚愕すぎた。

英語ならみんなそれなりに知ってる

なんて思い込みはどこから来たのか。

 

当たり前に英語の最低限の教育が受けられる環境が

どれだけありがたいかなんて分かってもいなくて。

 

 

 

 

 

心細さMAXのところに

調べたら出てきた日本食があるらしいカフェ

 

本村さんという優しそうなオーナーさんがおる

Cafe Chai Dee

 

残念なことに、明日から日本に戻るため

お店はしばらくお休みだというので

閉店ギリギリまでいろいろお話を聞いていました。

 

 

 

帰り際に

このあと飲みに行きましょうよ!

って誘ってくださったので

内心めちゃくちゃ嬉しくてにこにこ。

あまり表情には出ませんが。

 

 

結局メコン川のほとりで飲みながら

とりとめのない話をして

夕陽を眺めて

ベトナムとはまた違うゆったりさ。

 


1番印象に残った言葉は

「ラオスでは怒りの感情を表に出す人は
人間としての程度が低いんだよ。」

という。

なんちゅー素敵な文化。

 

 

それにしても店員さんも

ほとんど英語が通じなかったし

 

わたし、これからラオスを旅するのに

もしかしてラオ語勉強しなきゃいけないのかな??!

 

 

 

夜ゲストハウスに戻ると

わたしの部屋には先客がいて

手のひらぐらいのムカデが床を占領中。

子守唄はヤモリの鳴き声。

 

(ずいぶん逞しくなってきたと思う)

 

 

 

旅は続く。

 

◆過去記事◆

 

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